熱血嫌い?
不登校の子が、熱血を嫌っているというわけではないのです。
次の歌から生まれた作品です。
「オナカシロコ」というのは、
藤島氏の家のまわりに現れる猫のことのようです。
おなかの、白い猫なんだよね。
藤島氏はおおらかそうな静かな方でした。
講演会の後でお会いしたことがあります。
長くご両親の介護をなさっていて、
とっても大変な苦労の歌を、客観的に静かに
詠んでいられるように思えたものでした。
今はご結婚なさって、ご夫婦で
オナカシロコを見守ったりなさってられるのでしょう。
この歌を見つけて考えさせられたのです。
熱血にはそんなに入れ込みませんけど、
千両、万両、嫌いではない、むしろ好きかな?
つまり、色というものの、
心への映り方、灯り方が詠われているのでしょう。
血の色を持つ、千両も万両も、
小さな実となり輝けば、
新年を寿(ことほ)ぐ植物として飾られるのです。
病といわれる不登校の子供の心を
優しく包んであげていたいと
思うばかりです。
十月の猫
やっとクーラーを付けずに暮らすことが出来るようになりました。
クーラーの部屋でアンカにしがみついていた猫でした。