実は岩手県に住んでいたことがあるのです。
両親が山好きだったこともあり、
駒ヶ岳、早池峰山などに登ったことがあります。・・・大変だった・・・
岩手山はもっと大変だと、勧められませんでしたが、
その岩手山の頂上付近の大平原が映し出されていました。
花畑に咲く、金光花(キンコウカ)という花が紹介され、
この、星を束ねたような花を見て、宮沢賢治を思い出したのです。
賢治が学生時代に出会った、保阪嘉内のことは、もうよく知られています。
出会った二人が強い友情で結ばれて、
賢治の短歌からだったでしょうか。
意気揚々と登山へ向かう少年たちの姿を
広大な緑の中に思い浮かべて、
私まで胸弾ませたものです。
暗くなったら松明を灯して、
闇から顔を出す馬に驚いたりして。
この後、二人は別れざるをえなくなり、
賢治も多くの困難を乗り越えてゆく人生が待っているのですが、
それだけに、若者達の目に映った
岩手山の神々しさが思われてなりません。

