2021-04-12 父の思い出 1 紀三井寺の花ももう葉桜になっていました。 父が亡くなって二十年以上たちます。 父は明治45年1912年生まれでした。 先祖は愛媛県松山城に勤める士族だったとか。 父は大阪生まれで、そののち、どういうことがあったのか、 親戚も少ないのでわかりません。 幼少時代の満州の暮らしを楽しそうに話すことはありました。 それから未開の地、北海道への憧れもあったのでしょう。 学生のときに札幌へ渡ったのです。 ここで母との出会いがあって、 私は札幌生まれということなのです。