子供は三歳くらいでちょっと手がかからなくなります。
小学校三年生になると、あら、というように手から離れるような気がしました。
それからずーっとなんだかんだと気になって、あ、なんだか違う世界になったんだなーと思えたのは、子供が二十歳の時。
これは私の本能的な実感だったように思えます。
今回は、四十になる息子と私たち夫婦の3人の旅行でした。
陶芸館の屋上などをひとりで散策している息子を見ていると、さすがにね、ガラスのような心を持った少年とは言えません。
でも陶のようなところがある、それは頼もしいことなのでしょうが、母親だから、割れないのかしらと心配もしてしまいます。
おかんこそ、しっかり健康に気を付けろとか、と生意気な口調で息子はいいますけれど…。